MDPI Japan Insights

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 MDPIのHead of PublishingであるPeter Rothより、日本に向けたお知らせを紹介します。

 ※英語の原文を日本語に翻訳

January 2025 

オープンアクセス学術出版は誰のためにあるか? 

オープン アクセス (OA) 学術出版と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべますか? 多くの方は研究者のためのものと考えるのではないでしょうか。 

しかしMDPIのサービスについて考えると、今後は個々の研究者だけではなく、学術機関のためのものでもあると考えるようになると確信しています。 

その理由について説明します。 

 

出版環境の変化 

OA 出版はもともと、大規模な学術機関ではなく個々の研究者のニーズに応えることで発展しました。個々の研究者に向けた出版サービスを開発することでこれを実現しました。 

OA モデルは、MDPI や他の学術出版社において大きく成功しています。実際、多くの従来の購読ベースの出版社が何らかの形で OA を採用しています。そして、世界中の多くの国、学術機関だけでなく政府も、従来のアプローチに代わって OA 出版を求めています。 

これにより、世界の出版環境は完全に変化しました。OA は出版方法として非常に評価されるようになり、OA 出版社は個々の研究者だけでなく学術機関にもサービスを提供できるようになりました。そして、ますます多くの機関がOAを求めています。 

 

MDPIの機関オープン アクセス プログラム 

MDPI 機関オープン アクセス プログラム (IOAP) について注目いただけますと幸いです。すでに世界中で850以上の機関がこのプログラムの恩恵を受けており、プロセスの透明性、独自の機関ダッシュボード環境へのアクセス、所属研究者の論文掲載料金 (APC) の割引を提供しています。さまざまな支払いワークフローを提供する柔軟な契約モデルにより、MDPI は個々の機関のニーズに対応し、管理プロセスの簡素化に貢献できます。 

 

学術機関の皆様、MDPIの柔軟なIOAP割引で研究者の皆様のサポートが可能か、検討なさってみてはいかがでしょうか。 

 「オープンアクセスをサブスクリプションする」 – 現実的な言葉になりました。 

 

Best wishes, 

Peter Roth 

Head of Publishing, MDPI, Basel Switzerland  

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